ギャラリー

瀬戸の招き猫の魅力をご紹介するギャラリーです。古くから招き猫の産地として知られる瀬戸で生まれた、歴史的価値の高い作品を中心に展示しております。
愛知の名工による希少な作品や、伝統工芸の粋を集めた九谷焼の大型招き猫など、一般にはなかなか目にすることのできない貴重なコレクションをお楽しみいただけます。
それぞれの招き猫には、職人の技と想いが込められています。

招き猫

(高山八郎作)

ギネスブックに認定された日本土鈴館に展示されていた、日本に一体のみの招き猫です。作者は愛知の名工・高山八郎氏。日本土鈴館の館長と同級生であったご縁から、会館の際にお祝いとしてプレゼントされた特別な一品です。
閉館時には大勢の招き猫コレクターが「譲って欲しい」と館長にお願いしましたが、館長は「死ぬまで持っていたい」と誰にも譲ることはありませんでした。それほどまでに大切にされていた招き猫を、閉館から一年後、縁あって私が譲り受けることができました。
名工の技術と、長年大切に守られてきた想いが詰まった、唯一無二の宝物です。

招き猫

(九谷焼)

約60cmという圧巻の大きさを誇る九谷焼の招き猫です。なかなか目にすることのできない希少品で、もともとは海外向けに制作されたものです。
石川県の伝統工芸である九谷焼の鮮やかな色彩と繊細な絵付けが、大型の招き猫に施された贅沢な逸品。海を渡り、幸運を招くために生まれたこの招き猫は、日本の伝統工芸の技術の高さと、招き猫文化の奥深さを物語っています。
その堂々とした佇まいは、見る者を圧倒する存在感と福を運ぶ力強さに満ちています。